ソリューション事例

07 スペックの見直しにより
25%コストダウン!

スペックの見直しにより25%コストダウン!

お客様の業種:空調機器部品メーカー

提案した用途:空調機用圧力容器

本件における「当社の強み」:特殊サイズ、短納期

お客様が抱える問題

クライアント様の課題

お客様で製造される空調機器部品の圧力容器のケースでは鉄パイプを使用していました。

お客様からヒアリングしたところ、圧力容器のケースは内部からかかる圧力に対する耐圧性が必要であること、またケースの内側にケースの形状に合わせた部品が挿入されるので、内径寸法・精度が必要であるという事が分かりました。また、製品は一般に流通していない特殊なサイズであるとの事でした。

これらの背景から、お客様は高価ではあるが引抜管の使用が必要であると考え、採用していました。

一方で、エンドユーザーからは大幅なコストダウン要請を受けており、製品全体の中で、製造コストを抑えられる部分はないかと悩んでいました。

シンニチ工業からの提案

シンニチ工業からのご提案

当社ではまず、お客様の求める耐圧性能と内径寸法を当社の溶接パイプが満たしているかどうか分析を行い、分析の結果、当社溶接管がお客様の要求水準を満たしていることが確認できました。

次に、お客様の使用する特殊サイズのケース用にパイプ製造用のロール金型を新たに製作する費用を試算しました。

お客様に要求水準の分析結果と、当社では独自のノウハウにより安価に造管用金型を製作できることを説明し、パイプの切り替えによるコストダウンを提案しました。

お客様はパイプの耐圧性と内径寸法を最重要視されていたので実際にサンプルを試作し、耐圧試験や組付け評価を実施することになりました。試作品での検証の結果、切り替えても問題ないことが確認され、当社のパイプが採用される事が決まりました。

効果

その結果…

オーバースペックだった引抜管から当社の溶接管に変更したことにより25%のコストダウンを実現することができました。

また、引抜管を採用していた時には、エンドユーザーの急な増産要請に対して素材(引抜管)を調達できない事がありましたが、当社のパイプを採用する様になり、急な増産にも短納期で対応できるようになったことで、調達担当者は不安なく調達業務ができるようになったとのことで、当初の課題以外でもメリットを感じていただく事ができました。

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